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スタジオマーティ講師留学校・バレエ団紹介


スタジオマーティグループ講師留学校・バレエ団をより詳細にご紹介いたします。

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根橋美奈 Mina Nebashi


イタリア国立ミラノ・スカラ座バレエ学校                ▶長期留学校紹介


 皆さま、こんにちは。

スタジオマーティ講師の根橋美奈です。

私の留学体験のエピソードをお話させていただきます。

少しでも皆様のご参考になれば幸いです♪

 

私は、全日制のバレエ学校に高校3年間通っておりました。

在学中ベルギー王立ロイヤル・アントワープバレエスクールのサマーインテンシヴに参加し現地オーディションにて年間留学権をいただきました。

 

VISA の発行を待つ間、以前から憧れていたイタリア国立ミラノ・スカラ座バレエ学校のワークショップが東京で開催されることを知り、参加させて頂きました。有難いことにそちらも校長先生から直接お声がけ頂き、年間留学権をいただきました。

ここでまず1つ目であり、そして最大の決断と言っても過言ではない選択をしなければなりません...(笑)

どちらの学校を選択するか。

 

どちらの学校も素晴らしい先生方が数多くいらして、ハイレベルな同級生と恵まれた環境下で学べるという事で非常に悩みました。

もちろん家族をはじめ沢山の先生方、先輩方、友人に相談させていただきましが

最終的に、以前からの憧れであり自分の学びたい事によりフォーカスし高い目標を持って臨めるのではないかと考えミラノ・スカラ座バレエ学校へ入学させていただきました。

 

 

【学校について】

  

ミラノ・スカラ座バレエ学校は1813年、歴史、文化が栄えるミラノにて初代宮廷劇場以来の伝統を誇るスカラ座の伝統を継承すべくプロのバレエダンサー育成を目的に設立されました。

ジャンルはバレエのみならずオペラ、オーケストラ、衣装ヘアメイク等様々な分野からその道のプロを目指す方々と直接舞台で共演できる等、最高の機会が多く提供されています。

 

年間を通してスカラ座劇場を中心として様々な公演を行い、在学中にもミラノ・スカラ座バレエ団の公演に出演するチャンスがある等大変多くの舞台経験に恵まれ実践が詰めることが何よりの特徴です。

 

【授業の様子】

私が入学したのは最終学年の8年生でした。

入学して間もなく公演が控えているという事で、入学した当日も在校生は皆リハーサルの真っただ中でした。

基本的に授業はイタリア語で行われますが、私は当時イタリア語は Grazie!と Caio!くらいしか知らず、先生方の注意等はちんぷんかんぷんでした。(笑)

そんな中ですが、舞台で怪我人や欠員が出た時の為にアンダーとしてリハーサルに参加させていただくこととなりました。

 

初回はバランシンの「セレナ―デ」のリハーサルに参加していましたが、

「Mina!ここを今すぐ覚えてすぐに入って!」

と校長先生から声をかけられほぼ初めて見る作品に、言葉も分からないため見よう見まねで必死に着いていきました。

きっと後にも先にもこれが自分の持てる全集中力と勇気を注ぎ込んだ瞬間でした...(笑)

 

そのままそのポジションを踊らせていただくことになり本番も舞台に立たせて頂きましたが、こんなに緊張した経験は生まれて初めてでした。汗

こちらの学校の特徴は何と言っても舞台数の多さ。

舞台は大体2ヶ月に1回くらい、その度に新しい作品とキャストで行われるため常に次の舞台の準備やリハーサルをしている状態でした。

 

頭も身体もフル回転で大変な時ももちろんありましたが、その辺りは卒業後カンパニーに就職するに辺りとても役立つ事だと思いました。