バレエ・ダンス留学相談 バレエパスポ

スタジオマーティ講師留学校・バレエ団紹介


スタジオマーティグループ講師留学校・バレエ団をより詳細にご紹介いたします。

▼ Photos

 

田山珠衣 Juri Tayama


Tring Park for the PerformingArts 【イギリス】3年間  

 Joffrey Academy of Dance Chicago【アメリカ】1年間 

小林紀子バレエシアター

■ 学校選び

 

私が留学を決めたのは中学二年の時でした。

しかし、どの学校が良いか分からず、困っていたところに留学オーディションツアーという、

いくつかの学校に実際に行きオーディションをしながら回っていくツアーが

あることを知りました。

 

日本でオーディションを受ける学校も多くありますが、

私個人の意見としては、学校探しは勉強する大切な環境となります。

その為、実際に現地に行き、スクールの雰囲気、どんなメソッドで先生方は教えているのか、在学生はどんな方が多いのか、スケジュールなども含め、自分の目で見て確認することがとても大切になると思います。

 

私は正直オーディションを受ける前、

今まで聞いたことの無かったTring Park for the PerformingArts のオーディションを受けようか迷っていました。

しかし、実際にスクールに行き、ある先生のクラスを受けて衝撃を受けました。

「この学校なら成長できる!!」

不思議とそう思い、この学校に絶対に行く!

と受けた瞬間から決めていました。

 

あくまで私の体験談ですが、

このように実際に現地に行くまで、雰囲気や先生方のクラス内容はわからないものだと思います。

 

(↑こちらが私の母校、Tring Parl School for the Performing Artsです。

この学校は元宮殿を改装している建物と新しい建物があります。)

 

■ 1日のスケジュール At Tring Park School for the Performing Arts

  •   6:45    起床 寮に住んでいた時は寮母さんが起こしに来てくれていました
  •   7:15    スクールバス迎え 寮が校内の場合は必要ないのですが、2年目になると少し離 れた場所に寮が移動する生徒もいましした。私も2年目はスクールバスで通っていました。
  •  7:30    朝食 食堂
  • 8:00    アッセンブリー(集会) 聖歌を歌い、校長先生がその聖歌についての歴史などについてお話してくださいました。

      (右の写真の窓のあるスタジオは

   アッセンブリーが

   行われていたスタジオです)

 

  • 8:30~12:15 朝のクラススタート

(右の写真はアッセンブリーが行われていたスタジオとはまた雰囲気が違って、天井にも窓があり、とても開放感のあるスタジオでとてもお気に入りのスタジオでした)

 

アカデミー(勉強)を選択していた人は各クラスに行き、アカデミーをとっていない人やアカデミーの授業が無い人はダンスクラス(バレエ、コンテ、ジャズ、ピラティス、コンディショニングクラスなど)を受けました。


私のように英語が第2言語の生徒はInterntional English Classが必修でした。その他にもIPSといって資格の勉強のクラスもあり、解剖学、栄養学、講師の為のクラス指導方法を学ぶことが出来ました。
私もこの資格を取りました。英語での勉強、エッセイなどとてもハードでしたが、今はその勉強が講師としてのお仕事をしていて、とても役に立っています。

午前のダンスクラスは90分クラスが2コマありました。

 

  • 12:15~13:45 ランチ バイキング形式でアレルギー、ベジタリアン、ビーガンの人でも食べられるようにオプションはたくさんありました。
  • 13:45~15:15 クラス 1コマ
  • 15:15~15:30 Tea Time さすがイギリスですよね。

クラスの合間にティータイムが毎日ありました。
紅茶はもちろん、ビスケットや果物も食堂に置いてあり、食べ盛りの時期ともあり人気の

ブラウニーが出た日は取り合い合戦でしたよ💦(笑)

 

 

上の写真は、募金活動を学年で行った時の写真です。学校全体がこの時間はTea timeだった為

生徒だけでなく、先生や校長先生、寮母さん、掃除の叔母さま達が私たちがで作ったお菓子などを買って下さいました。

バレエだけでなく、こういった活動も出来るのは、スクールならではだと思います☺

  • 15:30~18:30 クラス 2コマ
  • 18:30    夕食
  • 19:15    スクールバス迎え

先程アカデミーのお話をしましたが、アカデミーをとっている人はその後で勉強の時間がありました。又、IPSの課題でパフォーマンスをすることもあり、夕食終わりに22時過ぎまで練習することもよくありました。


【学校について】

 イギリスの学校は芸術学校でコースがいくつも分かれていました。

Dance(ダンス)、Musical Theatre(ミュージカルシアター)、

Acting(アクティング), Commersial Music(コマーシャルミュージック)、

Performance Foundation(パフォーマンスファンデーション)といったように、

5つのコースがありました。

 

私はダンスコースに所属していました。

 

1年目は全員コンテンポラリー、ジャズ、バレエを同じ時間ずつ練習しました。

1年目で全てのジャンルに触れて自分の可能性を広げるためです。

実際に私のお友達でもバレエの道を目指していたがコンテとジャズに触れ進路を変更した子も多くいました。

 

2年目になると3年生と合同のくらすになります。

そして、ダンスコースの中で

クラシカルコース(バレエ中心) 

ダンスコース(コンテ、ジャズ中心)に分かれました。

私はクラシカルコースに所属していました。

 

1年生はF1,F2といったクラスの呼び方で、

クラシカルコースではC1,C2

ダンスコースではD1,D2とわかれています。1の方が上のクラスです。

 

1年生から3年生まで共通で学期末にアセスメント(試験)がありました。

もちろん、バレエ、ジャズ、コンテ全てです。

アセスメントの結果によって、2から1にクラスが移動する場合もありました。

 

他校ではユニフォームでアセスメント受ける事が多いと思いますが、

私の学校では自由な服装で受けれました。これは将来オーディション活動をする為にとても必要になってきます。自分に合った服選び、メイク、髪型など。

技術点のほかにそのような面でも審査されました。

 

アセスメント後は担当の先生、ダンスコースのダイレクターと個人面談があり、

そこでさらに自分の課題点を見つける事が出来ました。

 

 

 

3年目は卒業公演ツアーがあり、イギリス中の劇場を回って公演しました。ダンスコースとクラシカルコース合同で公演を行います。

全員が全てのジャンルを踊り、舞台に立ちます。

 

世界各国から振付家の方を招き作品をつくりあげたり、元ロイヤルプリンシパルだった先生のつてもあり、ロイヤルやバーミンガムからお衣裳を借りてパフォーマンスをしました。

また、この公演は思いで作りではなく、

バレエカンパニー、コンテのカンパニーの

ダイレクターやジャズカンパニーのエージェントさんに見ていただくことの出来る機会なのです。

 

↑上の写真は

バレエ、コンテ、ジャズを代表した生徒たちで撮った写真です。

ツアーのパンフレットの表紙にも使われました。

 

【寮生活+英会話】

私の学校は1~2年目は寮生活でした。

3年目になると寮を出て、一人暮らしをします。

 

私の学校は小さい子(中学生)も在学していた為、小さい学年の生徒は校内の寮に、上の学年は校外の寮での生活でした。

2人~4人部屋での生活は英語をクラス外でも聞ける環境でとても良かったです。

 

よく、「英語どうやって話せるようになったんですか?」

質問されるのですが、私の場合は赤ちゃんが言語を覚えるように聞いて覚えました。

聞いているうちに同じような場面で同じ単語を聞いて、

もしかして、この単語はこういう意味なのか??

といったように。

 

また、クラス中に聞こえてきた言葉を

部屋に戻ってからルームメイトに聞いたりして覚えたりもしました。

 

最初は間違えていたらどうしよう、

発音があってなくて聞きとってくれないかも

などの恐怖心からなかなか話せずいました。

ですが、

「そりゃ日本人だもの、間違えちゃうわよ。」

と間違えることを恐れずに話し出すようになってから、

少しずつ上達していきました。

 

私の段階として、最初は

ネイティブのお友達のお話をたくさん聞いて、インターナショナルの友達(英語が)第2言語)と話すようにしていました。同じ英語レベルなので会話のスピードがネイティブの友達と比べてゆっくりになるからです。

お互いに翻訳機片手によく話していました。(笑)

それから、徐々にネイティブの友達の会話にも入っていくようになりました。

 

 

[1日のスケジュール At Joffrey Academy of Dance]

 

シカゴの学校では公演によって、キャストによってなどリハーサルが変わります。

週に一度Joffrey Company のディレクターもしくはミストレスのバレエクラスを受けられることが出来ました。また、現役のダンサーからバレエクラスを教えて頂く機会もありました。

 

基本的に平日の午前のクラスはバレエクラス90分、ポワントクラス90分 or ボーイズ、その後にお昼休憩

その後は、リハーサル、コンテンポラリー(週2)、キャラクターダンス(週1)、レパートリーなど様々でした。

例として↓↓

 

<平日>

9:00~10:30 バレエクラス

10:30~12:00 ポワントクラス

12:00~13:30 レパートリークラスorパドドゥクラス

13:30~14:00 お昼

14:00~15:30 レパートリー

15:30~17:00 コンテンポラリー

 

休日は土曜日のみクラスがありました。

土曜日はバレエのクラス後にモダンクラスがありました。

その後は公演が近い時はリハーサルが、公演がない場合はモダンクラス後は自習でスタジオが使えました。

 

<休日>

10:30~12:00 バレエクラス

12:00~13:00 モダンクラス

13:00~13:30 お昼休憩

13:30~14:30 リハーサル

14:30~15:30 リハーサル

15:30~16:30 リハーサル

【留学を悩んでいる方がいたら…】

 

「留学」

異国で様々な経歴を持った先生方から、自分な好きなことも極められる。

 お子様からしたら、とてもキラキラした言葉に聞こえると思います。

親御様からしたら、不安もあると思います。異国で何かあっても直ぐに駆けつけられない。

そして金銭的な面も。

 

今私が経験談をシェアさせて頂いたのですが、

それは本当に一部のキラキラした瞬間ばかりです。

 

周りの友達は留学したばかりは親に会いたくて泣いている子もいました。

私は酷いイジメにあいました。スクールバスにも乗らずに歩いて登校したり、悪口が聞こえいようにずっとイヤホンをつけていたり、食堂に行くのも怖くて、コンピュータールームでご飯をたべたり、コンピュータールームに人がいたら、ご飯を食べずにランチの時間が終わるのをトイレで待っていたことも良くありました。。。

 

それでも

バレエが上手くなりたい!!

虐めてきた子を踊りで見返すぞ!!!

その一心で放課後も練習したり、お部屋でトレーニングをしていました。

その結果もあってか、2年生の時に1個上の学年の卒業公演ツアーに参加をして、

バレエの作品を主役で踊りました。

もちろん、それまでは、とてもとても辛かったです。

しかし、当時あそこまで、踏ん張って頑張れたのは、

バレエに対する情熱があったからです。絶対上達する。その気持ちは絶対に誰にも負けない。

 そういった気持ちが背中をおしてくれました。

 

今悩んでいる方を怖がらせているわけではないんです。

ただ、異国で学ぶという事はやはり難しい事です。

言語も違いますし、常にアンテナをはっていないと情報が得られません。

 

一度スクールに行って合わなかったらどうしよう。

不安になる方も多いと思います。

どうしても心配な方は、サマーインテンシブなど短期で経験してみて、

自分に合っているかどうか体験する事もいいと思います。

 

最後に、、

 

同じ目標、夢を持った人良きライバル達が常に身近にいて、

刺激し合える環境は留学ならではです。

私は留学をして視野が広がり、バレエに対する考え方も変わりました。

 

スクールで得た知識、経験、語学はもちろん、出会えた先生、友達、

得られたものは一生の財産です。

 

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?

 

少しでもお役に立てたら幸いです!✨

 

皆様が素敵なバレエライフを送れますように👍